レビュー
ダニーダン

ダニーダン

3 years ago

4.0


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晩春

映画 ・ 1949

平均 3.6

1949年 松竹配給 108分 小津安二郎監督作品         「晩春」 本作 生涯独身を貫いた 原節子さんの小津安二郎監督作品 初出演作品 出演当時原節子さん28歳  小津安二郎監督46歳  物語は 笠智衆演じる父と原節子演じる娘の結婚を巡る日常と父と娘の心理描写を小津安二郎監督の真骨頂ローアングルの人物描写の反復で、見事に美しく描いています!   本作良い見合い相手が決まり 父と娘最後の旅行になるであろう 京都旅行の宿で 布団を並べて横になって 語り合う 父と娘のシーンは観る側の価値観や 見方の違い等々色々言われた名シーン💁‍♀️ それにつけても 生涯独身だった小津安二郎監督なにを想い 何を感じ 何を体験して ここまで娘が嫁ぐ父親の気持ちに 深く深く思い入れられたのか、、、私は個人的に それは まさに原節子さんとの 出逢いがあって 原節子さんへの純愛あっての事だったと思わずにいれない 本作でした、、、 本作以降〜この手の父と娘のホームドラマ的 父と娘 息子ではなく、、👩‍🦱 遺作になる「秋刀魚の味」まで続いていくわけですが、、、 そこには たとえば新藤兼人監督と乙羽信子🎎黒澤明監督と三船敏郎との出逢いや 溝口健二監督と田中絹代との出逢いとは また違った関係性に私のスペシャル妄想想像力がかき立てられまくります  本作で、父と能楽を鑑賞しに行った時 娘の目線の向こうに 父の縁談相手の三宅邦子を見た時の 原節子さんの表情の恐ろしいほどの変化の情緒、、、、しかもその間のシーンに5分弱は使う 力の入れようは まさに 小津安二郎監督の原節子さんへの愛の深さゆえか、、、と思わすほどの 超ド迫力^(`・∀・´) とにもかくにも 本作はいまだに世界的評価も非常に高く 特に 笠智衆と原節子の旅館での布団横並べで寝ながら語らうシーンは やれ娘が 父に性的コンプレックを持っていたとか 父と娘が枕を横に並べて寝る事自体おかしい演出だとか なんとかんとか言われているそうですが、、 少なすことも 私は本作に見る 小津安二郎監督の演出を 笠智衆を自身に置き換え 娘の原節子に想いと思いを入れ込んだ 原節子さんに対する愛の表現作品に思えてなりません、、、 純愛を貫いて60歳で亡くなった 小津安二郎監督 小津安二郎監督を想い独身を貫いて95歳まで生きた原節子さん 本作はそんな2人の スタートの作品 グレートです!!!!!! ラストのりんごの皮を上手く器用に剥く笠智衆の姿に 娘 原節子さんへの純愛の深さが身に沁みます。。。