レビュー
てる

てる

6 months ago

4.0


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新幹線大爆破

映画 ・ 1975

平均 3.5

骨太な作品だよね。 キャストが豪華だこと。端役で様々な俳優が配されている。少し調べただけでも多くの俳優が出演している。 現代と比べると重厚感のあるストーリーだ。高倉健の存在が大きいが、それもまたその要因の一つだ。キャストが強すぎる。昭和のスターには到底敵わない。がんばれ令和! 内容もリアリティーがあって緊張感が常に漂っている。 悲壮感と言ってもいい。犯人側のドラマをしっかり設けてある。当時の人が抱える鬱屈とした想いが表現されている。現代とは違った半世紀前に抱えていた社会問題や国民の闇が垣間見えた。 この作品を観て感じるのは、やはり、昭和の人間には現代よりも遥かに気骨があるということだ。個人で国に真っ向から喧嘩をしかけるだけの熱意がある。 戦後から今の日本を成長させてきたのはこの熱意があればこそなのだと思わされる。それは犯人側、警察、鉄道員、乗客にいたるまで、全ての出演者に感じる。 今の日本には感じられない信念の強さ。それが暑苦しくもあり、それが羨ましくもある。現代に生きる我々が彼らのようであれば、今の日本はもっと発展しているはずだ。 とはいえ、彼らを見て育ったのが我々であるし、なり得るべく成った時代の変遷なのかなぁ。 それにしても予算のかかった作品だ。キャストもそうだが、美術やらなんやらも豪華だ。さらに地方ロケにも色々行っているのではないだろうか。 これだけの名作を恥ずかしながら知らなかった。 Netflixでリブートされたからこそ改めて脚光を浴び、表舞台に立った作品だ。大ヒット映画の『スピード』はこの作品をモチーフにしているそうだ。新幹線とバスでは規模が違いすぎて、気づかなかったが言われてみればそうだ。 後世の映像業界に影響を与えた作品なのだ。 まだまだ知らない名作って山ほどあるんだろうなぁ。勉強不足を恥じる。