新幹線大爆破
新幹線大爆破
1975 · サスペンス · 日本
152分
(C)東映



約一五〇〇人の乗客を乗せたひかり一〇九号、博多行は九時四十八分に定刻どうり東京駅十九番ホームを発車した。列車が相模原付近にさしかかった頃、国鉄本社公安本部に一〇九号に爆弾を仕掛けたという電話が入った。特殊装置を施したこの爆弾はスピードが80キロ以下に減速されると自動的に爆発するというのだ。さらに、この犯人は、このことを立証するために札幌近郊の貨物列車を爆破する。
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ぴよそら
3.5
「スピード」の新幹線版! どうしても古く感じてしまったけれど面白かった。 当時の日本の新幹線となると、何倍ものスケールですよね。この映画の方が随分前だと思うと誇らしいです。 ただ、犯人が暗い。動機もなんだかあやふや。新幹線内のパニックも喚くばかりで寄り添えない。 それより国鉄や警察の攻防が丁寧に描かれているように思う。宇津井健演じる職員の苦悩が秀逸。 ところで今まで思ったことなかったけど…高倉健が時々瑛太に見えた。中年になったら、生真面目な役の時の瑛太は高倉健になるんじゃないかな?(笑)
アリちゃんパパ
4.0
新幹線をフィーチャーした犯罪パニック映画の傑作です。 新幹線が一定以下の速度になると爆破されるというコンセプトが良くって、サスペンスの連続です。このアイデアは後にハリウッドの「スピード」でも使われてましたが、本家は東映さんなんですよ! この種のサスペンス大作は、本来東宝の守備範囲なのですが(現に同じ時期に東宝でも新幹線映画が作られてますが、東映の圧勝でした)、これを東映が作ったこ とに拍手👏
隣の唐十郎
3.0
東映の起死回生をかけたオールスターパニック超大作。高倉健、千葉真一、丹波哲郎、宇津井健…etc 夢の超特急 新幹線ひかり号!当時は蒸気機関車がまだ撤廃されてなかった事を思うと、本当に希望の象徴だったことでしょう。そんな国民の誇りたる新幹線を爆破するのだから国鉄(鉄道は民営化前)は相当怒ったらしく、様々な圧力やら忖度やらの政治的な事情が絡んだ結果、興業は振るわなかったとのこと。不遇です。 国内では日の目を見なかったけど、海外では人気が高いらしいです。タランティーノに発掘されたようなものですね。感謝です。
たっちゃん-半変人のお調子者-
4.0
男達の汗が迸るザ・昭和映画って感じの作品だけど、『速度が落ちたら即爆発』という設定の緊迫感はまだまだ新鮮。 ただ、映画の尺が結構長くて、それが緊迫感の持続という面においてはマイナスに働いてると思う。 犯人側のバックボーンがめちゃくちゃ濃密に描いているのはいいんだけど… しかも動機に学生運動を絡めてて、当時は良いとしても、今の時代から見るとどうしても古臭 さが滲み出てしまってるなぁと感じる。 だからこそリメイクされたって事なんだろうけど… Netflix版の予習として観たのに、まだNetflix版を観られていない…笑 乗り物を絵面がどうしても単調になりがちな新幹線から、比較的小回りが効いて色んな所を走り回れるバスに変えて、犯人も単独のイカれ爆弾魔に変えた事で尺をグッと短くした『スピード』は改めてアップデート版として素晴らしかったなと思う。 動画内で本作について語っております。 是非聴いてください。 ↓↓↓ https://www.youtube.com/live/GpMyy6lsJqs?si=b52GzsB6VlVzDo5M 映画評価基準 この映画が好きか 7 没入感 8 脚本 8 演出 8 映像 8 キャスト 10 音楽 7 余韻 8 おすすめ度 7 記憶に残る映画だったか 8 計79点
邊見 猛
5.0
ネタバレがあります!!
てる
4.0
骨太な作品だよね。 キャストが豪華だこと。端役で様々な俳優が配されている。少し調べただけでも多くの俳優が出演している。 現代と比べると重厚感のあるストーリーだ。高倉健の存在が大きいが、それもまたその要因の一つだ。キャストが強すぎる。昭和のスターには到底敵わない。がんばれ令和! 内容もリアリティーがあって緊張感が常に漂っている。 悲壮感と言ってもいい。犯人側のドラマをしっかり設けてある。当時の人が抱える鬱屈とした想いが表現されている。現代とは違った半世紀前に抱えていた社会問題や国民の闇が垣間見えた。 この作品を観て感じるのは、やはり、昭和の人間には現代よりも遥かに気骨があるということだ。個人で国に真っ向から喧嘩をしかけるだけの熱意がある。 戦後から今の日本を成長させてきたのはこの熱意があればこそなのだと思わされる。それは犯人側、警察、鉄道員、乗客にいたるまで、全ての出演者に感じる。 今の日本には感じられない信念の強さ。それが暑苦しくもあり、それが羨ましくもある。現代に生きる我々が彼らのようであれば、今の日本はもっと発展しているはずだ。 とはいえ、彼らを見て育ったのが我々であるし、なり得るべく成った時代の変遷なのかなぁ。 それにしても予算のかかった作品だ。キャストもそうだが、美術やらなんやらも豪華だ。さらに地方ロケにも色々行っているのではないだろうか。 これだけの名作を恥ずかしながら知らなかった。 Netflixでリブートされたからこそ改めて脚光を浴び、表舞台に立った作品だ。大ヒット映画の『スピード』はこの作品をモチーフにしているそうだ。新幹線とバスでは規模が違いすぎて、気づかなかったが言われてみればそうだ。 後世の映像業界に影響を与えた作品なのだ。 まだまだ知らない名作って山ほどあるんだろうなぁ。勉強不足を恥じる。
sic
3.5
遠い昔鑑賞、リメイク配信に合わせWOWOWオンデマンドにて再鑑賞 久々に観ても面白さは変わらず、昭和だから出来た内容〈このノリが好みならば…〉警察のぬるい捜索も含め面白い【スピ-ド】でネタパクリされ、最注目された映画 新幹線に爆弾、当時最先端だった〈新幹線と鉄道システム〉が災いし〈スピ-ドダウンすると爆発〉する〈逆手に取った犯罪〉にあたふたする鉄道関係者〈緊迫感溢れる演出が冴える〉 正義感が強いゆえ上層部、警察と衝突する〈鉄道司令長〉宇津井健、爆弾を仕掛けられ宇津井と衝突する〈新幹線運転士〉千葉真一らの迫真の演技も見もの ただ、犯罪者側の回想を混ぜたことで緊張感が途切れる時間が多々あったのはもったいない〈人間ドラマ、犯罪ドラマと二部構成にしたほうが面白さは倍増したかも〉 マイナス部分を帳消しにする、終盤の警察と〈犯人〉高倉健との頭脳戦、そして…〈フランス映画のようなラスト〉強く記憶に刻まれていた切ないシ-ン 根っからの犯罪者ではない高倉健と〈仲間〉山本圭に多少同情の余地ありだが〈賛否が分かれそうなラスト〉は個人的にはアリだと感じた
矢萩久登
5.0
丸の内TOEIさんにて「没後10年 高倉 健 特集 銀幕での再会」(2024年11月7日~22日まで)19作品上映中。本日は『新幹線大爆破』(1975)、『ごろつき』(1968)の二本を鑑賞。 『新幹線大爆破』(1975) 劇場の大型スクリーンでの鑑賞は初体感。 「新幹線が走行速度80km/hを下回ると爆発する」という設定は今でも秀逸。 『スピード』(1994)がモチーフにしたくなるのも分かりますね。 公開当時『日本沈没』(1973)、『タワーリング・インフェルノ』(1974)などパニック映画が大ヒット、同作品もパニック映画にカテゴライズされることが多いのですが、改めて見直すと、犯人側の個々の素性にもきちんとスポットを当てた【フィルム・ノワール】の要素が強く、ノワールの元祖フランスで大ヒットした理由も納得ですね。 犯人側の沖田哲男(演:高倉健氏)、古賀勝(演:山本圭氏)、大城浩(演:織田あきら氏)たちはアメリカン・ニューシネマのような社会からドロップアウトしたアンチヒーローとして観客の共感を得られ、対峙する国鉄の運転指令長(演:宇津井健氏)、運転士(演:千葉真一氏)、警察庁刑事部長(演:丹波哲郎氏)、国鉄総裁(演:志村喬氏)などの登場人物がそれぞれのポジションで職務を全う、爆破回避を奔走する様が立体的でドラマティックでしたね。 現金の受け渡しも実にリアリティがあって犯罪映画としても白眉です。 パニック映画としては派手な爆破や破壊シーンは意外と少ないのですが「80km/h」という数値化された恐怖は『ジャガーノート』(1974)の「時限爆弾の赤か青か」同様、それだけで十分サスペンスフル。公開当時配収は予想を下回ったらしいですが確かに派手なシーンを期待した人は肩透かしだったでしょうが、半世紀近く経過した今となっては、ドラマ性に重きを置いた点は再評価されますね。
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