
Schindler's Memo
6 years ago

BALLAD 名もなき恋のうた
平均 3.0
タイム・スリップという、とんでもない超常現象を目の当たりにした割には、全ての皆様(現在、過去を問わず、皆が納得している!)の頭が柔らかいというか、物分りが良すぎるというところに、異常な違和感がある。このことが、最後まで頭を離れなかったので、とても感情移入するところまで行かなかった。 変にひねくれた感じの「時をかける少女(少年か)」と、スケールの極めて小さな「戦国自衛隊」をミックスしたような狡い背景で、訳のわからない理由(せっかくの属国をわざわざ、しかもふられた腹いせに攻める)で戦に突入するあたり、子供だまし的ではないのか? また、夥しく生ずるタイム・パラドックスを悉く無視する割には、ラストでは残酷なまでに厳格にパラドックスを修正し、悲劇に仕立て上げるところなどは、どう頭を切り替えて臨めば良いか解からなくなる。 そして、大沢たかお扮する敵役のお館様に至っては、「オレに恥をかかせるな!」と一喝するほどの潔い武士の棟梁なのにも拘わらず、「生意気なガキ」の「教育的指導」にあった瞬間、いとも簡単に「大恥」をかき、悪びれる様子もない豹変ぶり・・・。「おいおい、それは何だよ?」と思わず画面に声をかけてしまったのは、私だけではないだろう。 いくら、「クレヨンしんちゃん」のリメイクだとはいえ、大真面目に実写化するのであれば、大人の考証が必要なのではないだろうか? 野暮でしょうか?