レビュー
フランス語の映画だったので、見るのをやめようかと思ったのですが、ダイアン・クルーガーが出演していて、ぺらぺらのフランス語にびっくり。マリー・アントワネット役で、とても綺麗でした。ダイアン・クルーガーの母国語はドイツ語で、英語も違和感を感じたことはないから、3ヶ国語ペラペラ、すごいですね。 フランス革命の様子を、マリー・アントワネットの侍女で、朗読係を務めているシドニー・ラボルド(レア・セドゥ)の目を通して見た描いた作品で、視点がマリー・アントワネットではない所が良かったです。一般の名もなき人の人生が主軸になってます。 マリー・アントワネットと同性愛の関係にあるように描かれているポリニャック夫人の存在が気になりました。実際にどうだったのか分かりませんが、お気に入りの取り巻きだったようですね。バスティーユ襲撃後、ヴェルサイユ宮殿の貴族たちが国外へ亡命を始め、ポリニャック夫人もスイスへ逃げることになります。読書係のシドニーがポリニャック夫人の服を着せらるシーン、命がかかっているのにノーと言えない身分、息がつまるような苦しい気持ちになりました。国外亡命は成功して、ハッピーエンドといえなくもないけれど、シドニーのやるせない思いが胸に残る、フランス映画らしいエンディングでした。
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