
BLOOM
4 years ago

海猿
平均 3.4
『ブラックジャックによろしく』で知られる人気漫画家・佐藤秀峰のコミックを原作に、『踊る大走査線THE MOVIE』のスタッフが作り上げられた100%エンターテイメントに徹した作品。最近、映画事業に力を入れているフジテレビが製作した事でも有名である。 人命救助のエキスパートで海上保安庁の中のエリートである「潜水士」。その厳しい試験と訓練の50日間、仙崎(伊藤英明)は他の誰よりも能力が劣る工藤(伊藤淳史)とペアを組まされた。最初は足を引っ張る彼に苛立ちすらおぼえていた仙崎だったが、工藤の人命を救助したいと思う強い信念と努力する姿に感銘を受け次第に励まし支えていった。しかし、リーダー格の三島(海藤健)は彼らに理解を示さずやがて仙崎と対立していく…。 全体的にみるとハリウッドではよく見かける典型的な娯楽映画なのだが、邦画としてみると不思議と新鮮に感じられる。厳しい訓練の様子や現場のピリピリした緊張感もよく伝わってくる。ただ、その中になって何とも付け足した感のある恋愛要素が残念。ワンカットとしては国内最長の記録を作りたかったキスシーンしか記憶には残らなそうだ。 加えて、見ている側の緊張を解きほぐす目的なのか男の子たちの裸がこれでもかという程出てくる。『ウォーター・ボーイズ』の7割増も伊達ではないシーンの数々にその手が好きな女性もさすがにうんざりするはず。 とはいえ、教官の格好よさや終盤の展開は目を見張る出来上がりだ。何より飽きさせないで最後まで見られるのがこの『海猿』の強みである。(04/07/12)