レビュー
cocoa

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4 years ago

1.5


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クローブヒッチ・キラー

映画 ・ 2018

平均 3.2

アメリカの小さな町でかつて起きた未解決の連続殺人事件。 その名もタイトル通り、『クローブヒッチ』(ロープの巻き結び)で縛って殺すやり方。 16歳の高校生タイラー(チャーリー・プラマー)は自分の父親ドンがその殺人鬼なのではと考え調べ始める…そんなストーリー。 チャーリー・プラマーだから観たのですが何だかスッキリしない、もやもやの残る作品でした。 熱心なカトリック信者の暮らす田舎町でタイラー達家族も強い信仰を持ち暮らしている。 タイラーの所属するボーイスカウトでは団長は父親のドン。 (説教めいた指導や拍手で称える姿も何だか胡散臭く感じた) 教会での活動やボランティアも熱心で、家庭でも両親と妹と暮らし反抗期なんてない。 独特なコミュニティが舞台のようで、過去に観た映画「赦しのちから」のような宗教のプロパガンダに共通する感じ。 さて、タイラーは父親の車のシートの下でSMポルノ写真を発見。 その事から学校でも変態扱いされるのは地域の窮屈さがあるからだろう。 でもね、早くから父親の犯行と言うのはわかる。 それでも伯父さんのせいにしたり、平然とタイラーに言い訳する父親の姿には唖然とする。 大切な宝物(犯行の記録写真など)を燃やした事がきっかけで父親はまた犯行に及ぶが犯罪は犯罪。 スーパーで目を付けた女性を巻き結びで縛り上げ殺そうとする姿には周りの目を気にする危機感はない。 犯行現場で父親と向き合ったタイラーの行動は…。 そしてラスト、ボーイスカウトの新隊長に選ばれたタイラーが父親に向けた「I LOVE YOU」の言葉。 正義感の固まりに見えたタイラー、それで良いのか! と思ってしまった。 サスペンスとしては物足りない。 窮屈な閉鎖社会に暮らすにはタイラーの選択が必要なのかもしれないが、作品としては面白くなかった。 ちなみに隠し持つような性癖には嫌悪感はないけど、殺人はまた違うと思った。 ボーイスカウトの縄結びをそんな事に使うな、とも言いたい。