
にしにし
9 years ago

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に
平均 3.3
主人公の男の子が大学の寮に入り、入学するまでの3日間の、他愛のない会話や乱痴気騒ぎを描く。それだけ。言わば、モラトリアムのさらに前のモラトリアムで、超ぬるーい「何者」みたいな印象でしたよ。 Rotten Tomatoでは高評価です。作中で描かれたような日常は、少なくとも僕には馴染みがなくて、多分それで僕は終盤までノレなかった。ノスタルジーの拠り所がないから、どう受け止めたらいいのか分からないままでした。それでも観られるのは、リンクレイターのダイアローグが相変わらず天才的なきらめきに満ちてるのと、的確な演出があったればこそ。 終盤、ようやくヒロインとの物語が生まれます。それらのシーンがね、やっぱり描き方がうまいんですよ。すごく瑞々しくて、その年頃にそんな経験なんてなかったはずなのに、ありもしない郷愁が呼び起こされて、心がじんわりしました。 ああ、今書きながら思いましたが、これ、後からくる映画ですね。 ところで、ヒロインがリー・トンプソンにちょっと似てて、80年代感あるなぁ、って思ってたら、なんとリー・トンプソンの娘なのだそう。びっくりしました。