レビュー
mai

mai

6 years ago

4.0


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50回目のファースト・キス

映画 ・ 2004

平均 3.7

ハワイを舞台にしたラブコメの王道だと思います。終始青空と綺麗な海、爽やかな風を感じるとても明るい映画です。 記憶が24時間しか保たない女性と、明るいお調子者の男性の恋愛。 周囲の家族や友達が明るく思いやりに溢れていて、とても不幸な境遇のはずなのに湿った感じがしません。 序盤は彼女の家族が、記憶障害が始まる前の1日を忠実に繰り返すことによって彼女に記憶障害を気づかせまいと努力していました。 私はなぜその様な不毛な事をしているのか理解できませんでした。しかし映画の中盤で、彼女やその家族が主人公に話した内容がとても印象に残りました。 彼女に記憶障害の事実を突き付けると言う事は、彼女は毎日毎朝新鮮に、そして深く傷つくのです。これから一生、彼女の記憶障害が治らない限り、彼女は1日の始まりに深く傷つき、自分には未来がない事を悟り、絶望のまま1日を過ごし、泣きながら眠りにつく事になってしまう。そしてまた次の日に、彼女は深く傷つくことから1日が始まる‥。そんな毎日は彼女だけではなく、彼女を支える家族がまず耐えられないでしょう。だからこそ、不毛で未来もないけれど、彼らにはあの1日を繰り返すしか手立てが無かったのだと分かります。 そんな毎日に現れたお調子者の彼は、彼女だけではなく彼女の家族にとっても救世主だったのではと思います。 明るく楽しく、問題を解決しようとする行動力とアイデア。何度も挫けず彼女に向かっていく姿はとても素晴らしいと思います。 この映画のラストシーンは本当に感動しました。彼女と一緒になってびっくりできると思います。