
my life
ミックステープ: 伝えられずにいたこと
平均 3.5
割りと前の話やけど、YouTubeの広告でブルーハーツの『リンダリンダ』を外国の女の子が聴いているシーンが流れていた。しかも、何度も見た。いや、見せられたってな感じやけど。 我ながら広告に興味を抱かされるなんて自分らしくないやん…と、思いながらにも気になっていたコトを思い出し「ミックステープ: 伝えられずにいたこと」を初鑑賞してみた。 知り得る情報は、その広告動画の『リンダリンダ』ぐらいで他は何も分かりまへん。監督やキャストも全く知らへんけど…まぁ、ええんとちゃいますか。なんて、気軽に触れてみたい。 母親の形見とも言えるべき、カセットテープを発見。いやはや、カセットテープって、めっちゃ懐かしいやん。しかも、SONYのロゴ入りのウォークマンも出てきたし。レトロなアイテムを実生活でも使いこなす女のコが何とも可愛いらしい。 名曲をテープに吹き込んで、ミックステープの完成ってな訳やね。いやはや、その行為そのものが懐かしいけど。そのミックステープを手がかりに母親のコトを振り返るお話。 ”名曲をテープに吹き込んで“ このフレーズは奥田民生の『イージュー☆ライダー』の歌詞を少し引用してみたのだ。この映画とのイメージがほんの少しだけ重なる。 さてと、時は1999年の世紀末。2000年問題に揺れる懐かしき、時代背景。やたらと、劇中でその話題を言うもんやから、そんなのがあったっけ。と、単純に忘れていた記憶の中を刺激される。 登場人物が良いね。レコード店のアンチ。何で、あんな風に力の抜けたキャラなんやろ。嫌そうに相手するんやけど、なんやかんやで協力的な姿勢は良いスパイスを加える。 中国人の女の子エレンも、めっちゃええキャラしてる。ほんまは、日本人やと思って接近した訳やけど何気にチャーミング。プラス、ロックTのニッキーも加わり、友達もミックスされる感じ。決して、気の合いそうな3人ではないけども意気投合する流れは良き。 祖母との関係も見逃せないトコロ。とても、おばあちゃんには見えへんくらい若々しいけどね。終盤はベタやけど、祖母の好きな曲を演奏する流れが良い。何だか「フォーチュン・クッキー」を彷彿させる展開かな。 ブルーハーツのコトは大した深掘りも無いけども、外国映画で流れただけでも嬉しかったり。ドブネズミみたいに美しくなりたい。