レビュー
冬の間閉鎖されるホテルの管理人を引き受けた男とその家族の話です。 この作品を観て一番最初に感じるのは映画史上屈指のカメラワークですね(>_<) さすが「ルック」誌のカメラマンをやっていたスタンリー・キューブリックだけあって、随所に左右対称のシンメトリーな構図、ステディカムによる滑らかな映像、観客を意識したこだわりのアングルが見られ終始ドキドキしっぱなしです〜☆☆☆☆☆ そりゃそうですよね〜 有名なポスターのシーンは190テイク、バットで殴るシーンは127テイク、ダニーがハロランにシャイニングの話を聞くシーンが148テイク、ジャックがストレス発散にボールを投げるシーンは数日!と一切の妥協がありません…(^_^;) 極め付きはラストで支配人が生き延びた〇〇から黄色いボールを受け取るシーンですが、132テイクも要したのに最終的にカットされています… (*´Д`*) これだけこだわり抜いた作品な為、最近古典ホラーと言われる映画でありながら古臭さがほとんどなく現代でもトップクラスの面白さがありますね〜♪ 音楽も生理的に受け付けないような高周波数の音を含め常に観客を不安にさせ、ハラハラさせるような音響に溢れています。 他にも有名な双子のグレディ姉妹は実際の双子を出演させたり、巨大な迷路ではダニーに自由に逃げてもらう事でリアリティを出しながらもスタッフが何人も迷子になるなどこの映画の至るところに強いこだわりが見られます〜(o^^o) 狂気な演技になるまで演技し続けたジャック・ニコルソンとテイクを積み重ねられ罵声を浴び、泣きながらも最後まで演技をしたシェリー・デュヴァルに注目です☆☆☆☆☆ 本作では叫びまくりですが、本音だったんでしょうね(笑) そしてこの映画は鏡が一つのキーポイントになっています。 あちらの世界とこちらの世界…登場人物が現在どちらの世界に片足を踏み入れているのかなど注目して観るのも楽しいと思います〜(*´∀`*)
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