レビュー
A825

A825

9 years ago

4.5


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JUNO/ジュノ

映画 ・ 2007

平均 3.2

2017年03月05日に見ました。

【 圧倒的に女性支持の作品。男性はどう観る?】 突然ですが、映画の開始5分って凄く大切ですよね?開始5分で「あ、これ好きなやつだわぁ…」と直感し、心を鷲掴みされる映画が偶にあります。その開始5分間の昂りをエンドロールまで引っ張ってくれる作品。 MVさながらのOP、美しい街並み、まるで絵本のような色使いはどストライク。 . とにかく、ブラックジョークとウィットに富んだ、テンポの良いセリフ回しが最高。さすがアカデミー脚本賞受賞。実際、脚本家のディアブロ・コディは大卒ストリッパーというぶっ飛んだ経歴の持ち主。元々文章を書くことが好きだった彼女のブログがたまたま監督の目に留まり、その才能を買われてJunoで脚本家デビューして、アカデミー賞獲っちゃったってゆう超シンデレラストーリーが素敵♡ だから主人公、Junoが喋る度にいちいち面白い。下品な会話でも、Junoの素直さや芯の強さ、そして演じるエレン・ペイジの愛らしさや空気感、演技力でバランス良く調和されている。 . 人間は好奇心と期待と迷いと理想と、色々カオスな時代を経て経験と知識を増やし判断出来るようになっていくので、それをライトに描いていると思います。 「まだ意思を持てない命への扱いを、こんなライトな映画に仕上げやがって‼‼」と問題定義を抱きがちな方は観ない方がいいかな。 ライトさも含めて楽しめて、ちゃんとJunoのクールさの中に興味本位だけじゃないものがちゃんと見えてきます。 . 最後は自分を理解し、受け入れてくれるブリーカー(お腹の赤ちゃんの父親)の存在に改めて気づくのだけれど…物語の中から彼の魅力がいまひとつ伝わらず、ハッピーな気持ちにはなれないのが残念。Junoよ、一体彼のどこが良いの?w