
くらっしゃあ

エイリアン4
平均 3.2
【別バージョンがある映画】 ◇完全版◇ かつて『エイリアン4』のBlu-rayソフトが発売になった時、前3作に『完全版』があるのだから、これももしかしたらと思っていたら、しっかりあった『完全版』。 監督のジャン=ピエール・ジュネによると監督本人は劇場公開版がベストの形だと思っていて、わざわざ再編集する必要性も感じてはいなかったが、オープニングやラストシーンは別バージョンも撮影しており、ファンにとってはそういうものが観られると嬉しいのではということで『完全版』を作ったとのこと。 実際『劇場公開版』107分に対して『完全版』は116分と、9分程度の追加なので、ストーリー的には大きく変わった印象はない。 大きく追加、というより変更になったのは、 ・オープニングが全く違うバージョンになっている。 ・エイリアンの幼生を摘出されたリプリー(正確にはクローン8号)が、縫合中に目を覚ます。 ・ラストシーンが変わっている。 という3点。あとは細かいところが何ヶ所か。 オープニングについては劇場公開版はどことなくアート系のタイトルバックだったのだが、完全版は口の部分がどことなくエイリアンみたいな虫を潰す場面から始まるユーモアのあるオープニングとなっている。個人的にはこっちの方が好きかもしれない。 ラストシーンは・・・。個人的には劇場公開版のほうが余韻があっていいのではと思っている。 それはともかく、公開当時100%ウィノナ・ライダー目的で観た本作は私にとって、彼女のショートカットがこのうえなく眩しく、ロン・パールマン、ドミニク・ピノン、ブラッド・トゥーリフらの怪演も愉しく、水中を泳ぐエイリアンは素敵だが陣痛に苦しむクィーンには失笑を禁じえず、ハイブリット・エイリアンはやはり限りなく微妙だったが、そんなこんなもひっくるめて、捨て難い魅力を感じる映画だ。