レビュー
「パヴァロッティ 太陽のテノール」🎬35 テノール歌手のルチアーノ・パヴァロッティは、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスと共に「世界三大テノール」として名をはせた。1990年にローマの遺跡カラカラ浴場で開催された野外コンサートでは、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」を歌い上げるなど、三大テノールの世界的なブームをけん引。故ダイアナ妃との交流もあり、プライベートでは妻や娘たちを愛する良き夫であり良き父親だった。 音楽にもオペラにも疎い私だけれど予告を見た時にぜひ観たいと思った。 オペラなんて一部の曲しか知らないしどういうストーリーなのかも分からない、パヴァロッティについても全くと言って良いほど知らない無知な私が鑑賞したけどきちんと丁寧に描かれていてありがたかった。 普段ドキュメンタリーはあまり観ないけど…監督がロン・ハワードだったからなのか全体を通して時間を忘れさせられたほどあっという間のひと時だった。 色んな人のインタビューを通して描かれる彼の素顔。 とても陽気で、どこか孤独でパスタが好き。 多くの人が彼を愛した。そんなイタリア人なのだと。 インタビュー受けてる人に前妻と今の奥さんと秘書兼愛人の3人がいたりして日本では成り立たない作品だななんて、つい思ってしまった。 そんな女性たちに囲まれながら生きた彼だけど歌声は初心者でもその素晴らしさが分かるほど心震えた。 三大テノールが共演した「トゥーランドット」の「誰も寝てならぬ」は他の方のレビューにも書かれているように本当に圧巻でなんだかありがたみみたいなものが感じられてうるうるしてしまった。 映画館の大スクリーンで観ることができて価値あるドキュメンタリー映画だと思う。 私的には☆☆☆☆かな。
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