レビュー
自分で選んだ此方の世界。 家に憑いた君は何処へもゆけない。 真っ白な君の寂しさがだんだん黒く汚れていって、とても切なくて胸が苦しい。   きっと彼らはいつでも何処かにいて、その果たせなかった望みを哀しみとともに引きずる。   諦めたとき。忘れたとき。叶ったとき。 無限ループはふわりと消えた。 切ないけれど、ほっとするんだ。もう苦しまなくていいから。もう待たなくてもいいから。   光のプリズムをみつけたら、それはもしかしたら哀しみの結晶が煌めいているのかもしれない。誰か、わたしたちの、大切な人の。   キュートにセンチメンタル。そんな "おばけ" はもうこわくない。かも。  
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