レビュー
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6 years ago

3.0


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ムーンライト

映画 ・ 2016

平均 3.3

本作のキモは、ブルー(普通じゃない)のシャロンがブラック(普通)を追い求め、葛藤することなのだろう。 黒人でも月明かりの下では何色にもなる。つまり、何者にもなれた。でも、シャロンはあくまで普通のブラックを追い求める。 劇中は違和感を覚えるくらい黒人のみ登場。その中で異質なシャロン。つまり、黒人の中でも彼は違う色なのだろう。そんな彼の孤独と苦しみは計り知れないし、唯一の理解者ケビンに愛情を抱くのも必然だった。 ある意味本作は反映画思考。反ララランド。フアンの死にすら触れず、静かに進む。映画的な脚色を消し、眺めることで美しさを感じる。 個人的にはこういう映画は好きだ。ただ、モロアカデミーを狙ったララランドと比べ、別の方面から評価され受賞に至ったのは否めない。