レビュー
目を背けたくなる、リアルな映像が続くけど、「戦場で人を殺すのではなく、人を救う」他の戦争映画にはない視点の描写、そしてそれが事実だという重み。スゴイ映画だと思う。 戦争の現場の臨場感がこれ程リアルに描かれているのはあまりないんじゃないかと思う。ただしその分、気分が悪くなってしまう人もいるのでは。それだけ映像のリアルさがスゴイ。 戦争のスケールを、あえてハクソー・リッジという戦場の1ポイントに焦点を絞る事で、全体が見やすくなっている。アンドリュー・ガーフィールド演じるドスがもう1人、もう1人と負傷兵を救っていく圧巻のシーン、この映画の山にうまく繋がっていると思う。 その反面、ドスの入隊理由の描写が弱かった事が気になった。なぜ戦場で人を救いたいという発想になったのか、なぜあれだけの人を救えるエネルギーに繋がったのか、この映画のいわゆる“根”の部分だったので、もっと厚く描くべきだったと思う。唯一この映画のもったいないと思う点。
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