レビュー
1作目で死んだはずのスティーブ(クリス・パイン)が再登場するとのことで「いったいどんな理屈で?」と訝しんでいたのだが、なるほど、こういうことだったのか。 ストーリーの流れの中にしっかり組み込まれていて、彼にまつわるダイアナの重大な決断も、ひとつのクライマックスとしてエモーショナルに機能していた。 それにしても何十年もの間、ダイアナがひたすら思い続けていたことが「スティーブに会いたい」だなんて、ちょっと感動してしまった。とにかく、あれほどの力を持った孤高の存在なのに、スティーブの前ではただただかわいらしいのが微笑ましかった。 それにしても、178cmあるガル・ガドットと並んでも頭ひとつ程度高いクリス・パイン。思いほか高身長だということに初めて気がついた。 それはともかく、本作は、少し地味ながら丁寧に練られたなかなか含蓄のあるストーリーで、真性の悪人が出てこないところもいい。 【何でもひとつだけ願いを叶える石】の力で暴走する事業家マックス・ロードも、心の底には愛する息子の良き父親でありたいという思いを抱いていて、だから、後半思わずうるっとなってしまった。我ながら単純だ。 また【世界中の人々の願いが叶ったら】どうなるのか?イメージ的に思いもしていない展開だったが、確かにこちらのほうが説得力があり感心した。 最後に、アホのひとつ覚えになるが、本作でも相変わらずガル・ガドットは笑ってしまうくらいベッピンだった。 【U-NEXT】
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