レビュー
こうすけ

こうすけ

3 days ago

3.5


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映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城

映画 ・ 2026

平均 3.4

【「正しい」と「正解」】 今回のテーマ。倫理と合理、とも言えそう。合理的な判断をする機械(バギーちゃん、ポセイドン)と海底人と、倫理的に行動するのび太達人間(と、なぜかロボットのドラえもん😅)。人間側は情緒的にも描かれる。 近年、いろんな界隈で人はどうあるべきか、そもそもどんな存在なのかが話題になってる気がする。そんな中で、人を進化生物学的に捉える試みが面白い。 行動原理やインセンティブ設計を進化生物学的なアプローチで解釈しようというものだ。力を合わせて、とか仲間を見捨てないとか、友達とか、そういった概念の裏にホモサピエンスが種として生き残った戦略がありそうだ。などと思いながら見てました。 ・ 今回もリメイクなので所々改変されてるが、テーマに沿った改変になっていて、よく出来てるなと感じた。昨今のジェンダー感も考慮されていて、女性は「か弱い存在」という価値観を再生産しないような配慮が見てとれた。 また、美術がとにかく写実的で素晴らしく、ここまで現実世界を想起させる背景美術はドラえもん映画で見たことないくらい。 ・ ただ、どうしても物語が動き出すのか遅い感じがする。これは本作に限らず映画ドラえもん全般に見られると思ってて。昨年の絵世界物語はあまり気にならなかったので、リメイクの良さもありつつ新作を作って欲しいな、と思いました。 ・ 最後にしずかちゃんについて。映画になると特にしずかちゃんだけ作画が明らかに違う。仕草も「女の子」っぽく、瞳の書き方や感情表現もよりステレオタイプ化してしまうのがちょっと気になるかな・・・。