レビュー
Elitsp0715

Elitsp0715

6 months ago

4.5


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国宝

映画 ・ 2025

平均 4.1

【色は似合えど、血り塗るを】 主人公の喜久雄(吉沢亮)は、ヤクザの息子。 父を抗争で失い、引き取られた先は、歌舞伎界のスター、花井半二郎の家。 そこで、喜久雄は、半二郎の血を引き継ぐ、将来を期待されている息子の俊介(横浜流星)と出会う。 二人はすぐに意気投合、時間があれば、歌舞伎の練習に打ち込む毎日。 もちろん、半二郎の指導は厳しく、かなりの熱の入りよう。しかし、このくらいではへこたれない二人であった。 その後、お得意様に惚れ込まれ、若くして舞台にたつ二人。どちらも美しく艶やかな女方を演じ、その名は広く知れ渡ることとなる。 ただ、半二郎の目には、喜久雄の方がセンスがあるように見えていた… そんなある日、師匠、花井半二郎が交通事故により、入院を余儀なくされ、このままでは舞台に穴が空いてしまう状況。 誰もが、この舞台を息子の俊介(横浜流星)が代役をつとめる思った矢先、半二郎が指名したのは、こともあろう喜久雄(吉沢亮)であった。 悔しさを隠しきれない俊介と全力で代役をつとめるため猛練習をする喜久雄の間には少しずつ亀裂が生まれていくのであった。 しかし、物語はここから二転三転していくのであった…… 様々な人間模様によって受け継がれてきた「歌舞伎」。いままさに、この歌舞伎によって魅了され、翻弄され続ける人々の営みが幕開く。 誰もを魅了する女方、しかしそこには深く深く根を張る血の流れが…… →→→→→→→→→→→→→→→→→→→→ 8/17 やっと鑑賞!! ハードル上げられ過ぎて、またいつもの逆張りが発症してしまいました💦 けど、そんな病気を押し除けて、3時間の超大作を観てきました!!!! よかった!!! 久しぶりに、あぁ、金かけて、ほんまにええもん作ってくれてはるんやー 漫画原作とか、SFとかの現実離れした作品に金かけるのは、まぁ分かるけど、こんな営みが行われていいたのかなぁ、と少し想像できるほど、現実的な作品に莫大な金かけてる映画、ほんでもって、すごいゃん!!金ばっかりかけて役者置いてけぼりやん、とかではなく、役者が作品の雰囲気に呑まれてない、役者中心のバリバリ気迫に溢れた演技してる映画は久しぶりに見ました!! どの順番で喋ろうか、迷ってるけど まずは、横浜流星くんでしょ!!! 本当に申し訳ないけど、横浜流星くんは、演技よりも顔が全面に押し出されて、よく言えば眼福!悪く言えば、顔ありき!と思っていました。 特に「嘘喰い」の時は(レビューにも書いていますが)、監督の撮り方が下手くそなのは、そうやねんけど、それを加味しても、演技がイマイチ!! 原作読破してるからそう思うのかもやけど、斑目獏ほどの気迫を全然感じひんかったし、映画が微妙やったせいで、横浜流星くんの演技までもがチープに映ってしまっていました。 それが、今回の映画では、顔がええのは当たり前!それを分かった上でも、演技が上手かった! え、女方の方ですやん!演技に引っ掛かりがなく、スムーズに引き込まれていきました! おぼっちゃまの俊ぼん、ぴったりすぎて引いたww オフの時の顎の角度、セリフ回しと、舞台上とのギャップが半端なくて、惚れた!! 次は吉沢亮さんですか! 配役が神がかってますね、あの艶やかなお顔立ち、妖艶な声色、しとやかな四肢の動かし方、どれをとっても相当な練習と鍛錬の賜物としか言いようのない所作でございました。 まぁ、ある映画を彷彿とさせる屋上での踊り… これは笑ったw 次は、脇役の方々ですかね、どれも采配が良すぎて、バケモノすぎてワクワクしてました。 「余命10年」の脇役ぐらいぴったりでしたね! そして、1番話したかったのは、方々で言われていますが、「さらば、我が愛 覇王別姫」のオマージュですかね。 まぁ、監督さんがインスピレーションを受けたって言ってるので、まぁ、せやろなとは思いましたが、映画を観ている最中は、監督さんがそんなこと言ってるなんて知らなかったので、「え、なんか雰囲気、撮り方、見せ方、魅せ方、さらば、我が愛やん!!」と映画館の座席で一人テンションを上げていました。 勝手に、恋愛モノに発展せぇへんかな、と勘繰ってしまったのは、私の悪い癖です。すみません。 私の好きな映画TOP10の中にも入っているぐらい好きな映画「さらば、我が愛 覇王別姫」ですので、比べてしまいがちなんですが、そして、世間でも勝手に比べて、「覇王別姫には敵わない」とか書いている人いますが、 いや、比べるもんちゃうやん!! というのが私の感想です。 比べたい気持ちは分かります! 流れが似ている、インスピレーション受けている、確かにね、 でも、伝えたいものは違うんとちゃうかなと思います。なので、私は比べません! けど、もう一回覇王別姫見たくなった♪ レスリー・チャンさんがね、吉沢亮くんに見えてしゃあないんよ!!ん?逆か? というわけで長々と書いてきましたが、 私個人的に好きなシーンをいくつか挙げます。 ①喜久雄が半二郎の代役で舞台に立つ前にメイクをする際、手が震えて上手く描けない喜久雄の代わりにメイクをしてあげる俊介のシーン ②曽根崎心中をまずは喜久雄が演じて、後半に俊介が演じて、同じセリフやけど、込められている意味が異なっていることに観ている時に気づいた時 ③青白い光の中でダンスを踊るチェンとドァン (あ、これは覇王別姫でした!!) まだまだ観客動員数が伸びつづけることを願って…