
なつみ
御上先生
平均 3.6
志の高い社会派で観念的なドラマ。 学校もの、教師ドラマと一括りにできない。 「生徒たちに考えさせる」社会派教師ドラマといえば、菅田将暉の3年A組を思い出すけど、これは更にそれよりも、現代的に、観念的に「考えさせる」ことを目的にしてる。 かなり難しいことをやっていると思う。 これは前衛的…。 考察ミステリー要素と、業界的教育問題を、混ぜ合わせた、なかなかの大作。 ただ、すごく色々な要素が詰め込まれていて、ミステリーの方は自分の頭にはちょっと難しかった😵💫 考察なんて全然出来まへん〜。 数話見て、「これ、大丈夫…?」と思った。 教育に携わる人間なら、教科書検定やら、アクティブラーニング、きょうだい児、ヤングケアラー、生理の貧困など、界隈のトピックスはストンと落ちると思うけど、そうじゃない人からしたら、なんのこっちゃ!?って感じにならないのかな? と思ったけど、意外となってない。 狭い世界での話題だと思っていたことが、こうして民放ドラマで取り上げられて、高い視聴率を得て日の元にさらされ、肌がひりつくような感覚だった。 (オリジナルの教科書の件とか、いや、パパもっと上手くやれよ!と思った) そして、それに対して考えさせる御上先生、考えて答えをだしていく生徒たちを見て、自分は業界に身を置きながら、なんだかちゃんとその問題に向き合えていなかった気がする。 パーソナルイズポリティカル。 「狭い世界の話」だと思っていたことを少し反省した。 あれだけレベルの高いディベートやディスカッションを、多くの人が目にすることができたのは、なかなか大きいと思う。 自分が見てきた中で1番偏差値の高い学園ものだったけど、可愛らしい生徒たちの演技で、嫌味な感じもない。 重く淡々としているように見えて、すごく熱いドラマだった。