レビュー
レビュー
star2.5
東映の看板を背負うからには、周防正行監督にはチャンバラ映画や任侠映画にオマージュを捧げる見せ場を拵えて欲しかったと思う。またクライマックスのドタバタ劇は興醒めするばかりで全く面白くなく、館内は水を打ったように静まり返っていた。チャップリンやバスター・キートンのような体を使ったギャグを取り入れる余地はいくらでもあったはずなのに、それを監督自らみすみす手放してしまうとは何とも締まらない話である。 長年に渡り東映のB級プログラム・ピクチャーの屋台骨を支えて来た鈴木則文監督であれば、観客から入れ食い状態で笑いのとれる、この絶好のタイミングをきっと見逃さなかったでしょうね。
50