レビュー
cocoa

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7 years ago

3.0


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タイヨウのうた

映画 ・ 2006

平均 3.3

この作品のリメイク版「ミッドナイト・サン」にがっかりしたのでオリジナルの映画「タイヨウのうた」を観ました。 2006年製作で古いけれどなかなか良かったです。 物語は色素性乾皮症に苦しむ女の子、薫(YUI)と好きになった男の子の話。 主演のYUIはこの頃(特に強調!)かわいかった。 演技も初々しく、舌足らずなセリフ、でもピュアな魅力もあって良いです。 好きになる孝治(塚本高史)も等身大のちょっとおバカな高校生。 サーフィンは下手だけど真っ直ぐな性格が眩しいくらい。 ついでに孝治の母ちゃんのキャラが良かったのでもっと出てほしかった。 この母にしてこの子あり。 舞台は良く行く鎌倉、七里ヶ浜でした。 薫(YUI)の家が古くて昭和の雰囲気……、でも家の中は建具や階段周り、窓の作りなどがおしゃれ。 薫の父役が岸谷五朗で娘を思う気持ちがたまらないです。 しかしパジェロに乗る姿はトラックの運転手のように見えたな~。 孝治が家で寝ている布団周りに、蓋のあいたウナコーワ、食べっぱなしのアイスのカップ、食べかけのカニパンなど散らかっていて細かい場面にも楽しめました。 孝治の言う…「太陽が沈んだら会いにいくよ」そんな夜の踏み切りでのシーンも印象的。 薫の病気が進行していく様子は痛々しい。 でも孝治に出会えて「私は生きる!」と強い気持ちを持てたのは幸せだったのだろう。 リメイク版では安直すぎた数々の場面も、こちらでは自然に受け入れられるし、路上演奏もレコーディングも良いシーンでした。 難病もののありきたりなジャンルですが作り方が丁寧だと良作になり得る、そんな一本でした。