レビュー
沖縄での「本土決戦」 その言葉の裏で、実際は何が起きていたのか、ほとんど知らなかったというのがまず率直な感想。 この作品では人がひたすら死ぬシーンが淡々と続いていく。最終的な死者が約20万人で、うち約半数は民間人だとか。 数が多すぎてピンとこない。 沖縄10万に対し米英50万と戦力差が圧倒的で、現地は初めから持久戦覚悟だったこと。 本土大本営は、航空機での攻撃を優先させようとしていたこと。 そしてその意志統一が図られないまま、沖縄は切り捨てられたこと。 その結果、県民の1/3が戦死という結果に繋がったのだと知った。 戦後、沖縄返還の前年に公開された本作。政治的な配慮の結果か、戦闘相手の米英軍がほぼ映らないという斬新な構成になってます。 何か、顔の見えない相手と戦っているようで、少し違和感を覚えました。 でも、それが戦争なのかも知れない。 それにしても..出演している役者がめちゃくちゃ豪華。 個人的には天本英世(死神博士)が驚きでした。
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