レビュー
1999年に製作されたジム・ジャームッシュ監督・脚本による米、独、仏、日合作のフィルム・ノワール作品 ・ さすがジャームッシュというか、武士道を題材にするとこが面白い ・ タランティーノとか奇才って呼ばれる人は、なぜか親日家多いね ・ 日本を他のアジアの国と混ぜた滅茶苦茶な感じに描く人が多いけど、ジャームッシュは武士道をしっかり描いてるし、芥川龍之介の「羅生門」が出てきたりと日本への造詣が深い ・ ジャームッシュ作品の中では、ストーリーがしっかりあるタイプだからジャームッシュ初心者におすすめ ・ 色彩感覚とか演出の仕方はジャームッシュらしさがしっかり出てる ・ 年寄りばかりのマフィアの幹部のやり取り、ゴースト・ドッグの唯一の友達のアイスクリーム屋のフランス人と言葉が通じないのに通じあってる感じ、本好きな女の子との交流など、つい笑顔になっちゃうシーンが盛りだくさん ・ ゴースト・ドッグを演じたフォレスト・ウィテカーは、穏和な役柄のイメージが強いけど、「ラスト・キング・オブ・スコットランド」で独裁者を演じアカデミー賞主演男優賞をはじめ、数々の賞を総なめにした演技は必見 ・ ジャームッシュは気に入った俳優などを何度も使うので有名だけど、この作品でも他の作品で見た顔がちらほら出てくる ・ ゴースト・ドッグは武士道を貫きながらも、常に黒人の魂ヒップホップを聴いてるんだけど、その音楽を担当したのが「キル・ビル」でも音楽を担当したヒップホップグループ、ウータン・クランのRZA ・ RZA本人もちょっと出てるし、ジャームッシュ映画はいつも音楽もいいんだよね ・ 日本人より武士道を理解してるジャームッシュの作品で武士道を学ぶといいよ
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