レビュー
観た後しばらく言葉が出ない。流れの悪い感情が心にずっと留まっている。隙のない配役、熱演、残像が残っている。 殺人は許されないことかもしれないけど今回の場合、沢山の人の欲望や醜い感情そういうものに導かれて一人の人間が殺人犯になってしまったのだと思う。事故に近い。 その殺人犯の心が恐らく一番清らかで尊い。 そう思いたい。 悲劇ではない、愛がある故に苦しんだのだから愛を知らない人よりずっと幸せだ。 自分にも守りたい人がいる。色々考えさせられる。「正しさ」が愛する人を傷つけるなら時に悪魔になってでも守ろうとするかもしれない。 だって世間は「正しい」世の中ではないから。
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