レビュー
2016年の英国EU離脱の是非を問う国民投票の様子を、映画化(正確にはTV映画だそう)した本作。離脱派グループの参謀役をベネディクト・カンバーバッチが演じています。 投票の結果はもちろん分かっていますが、国民が抱える経済と移民問題や英国のこれまでの政治的思考に触れることが出来たのは自分にとってはとても有意義でした。ただ、"果たして本当に国民が離脱を心から望んでいたのか"、"実際に離脱したらどうなるか国民が分かっていたのか?"(現状を変えたいという庶民の思いが離脱推進派グループによって扇動されていく様子もちょっと中途半端)良くわからなかったのが残念。 正直言って映画というよりは、豪華俳優陣によるドキュメンタリー風の作品なので、ドキドキする様な仕掛けはほぼ有りません。本作を観ることで、現代の政治選挙運動において如何にロビイスト達が影響力を持っているのかが分かると、自分たち国民ももっと賢くならなければ自国が何処へ向かっているのかわからなくなってしまうんだろうなと。ちょっと考えさせられる映画でした。
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