レビュー
第二次世界大戦の沖縄・前田高地攻略を舞台にした衛生兵の映画です。 プライベート・ライアン程ではありませんが、メル・ギブソン監督らしい戦闘シーンがかなり激しく尺も長いので見応えがあります。 ドス役のアンドリュー・ガーフィールドは序盤ににやけ顔の場面が多いので、戦場での真剣な顔の対比がいいですね〜 日本軍の描写は可もなく不可もなくでもう少し日本軍の内面を描いた方が傑作になったと思います。 アメリカ映画なのでしょうがないですが、日本人の顔も意図的にほとんどアップされず、その他大勢だったのも日本人としては残念でしたね。 (劇中でアップされた死体で明らかに中国人がいましたが…(^_^;)) 実話ベースの割には、話がかなり綺麗すぎてどこまでが脚色なのか気になりました。 戦争はシューティングゲームのような爽快感を得るものではなく、本作の激しい戦闘シーンを観ると命をかけるのが馬鹿ばかしいくらい両国兵士の生存確率が低い事が分かります。 現在の日本とアメリカの関係を考えると、何のために命をかけて戦わなくてはならないのか考えさせられる作品です。
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