レビュー
独特の世界観と映像美が素晴らしい。アバターの世界と現実の世界が対比して描かれているものの、エンドに繋がるものは、どちらも家族愛。夏らしい描写や、ピュアな恋愛模様も至る所にあって、雰囲気もいい。 ただ、この映画の決定的な欠点は、全体的にある不自然感。世界を救えてしまう精鋭部隊が一家族内にいてしまったり、逆に世界を破滅に追いやるアバターの開発者がその家族内にいたり。。 おそらく、アバターを通じた“世界”と一家族のスケールの対比を描きたかったんだと思うけど、大多数にそれは伝わってないと思う。監督の画に関するこだわりや天才っぷりは感じられるものの、それを常人に届けようという丁寧さが欠けている。 おそらくこの細田さんという監督は、よっぽど天才でぶっ飛んでいる人なんだと思う。
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