
たっちゃん-半変人のお調子者-

We Live in Time この時を生きて
平均 3.7
2025年06月11日に見ました。
フローレンス・ピューとアンドリュー・ガーフィールド、主演2人の輝きとチャーミングさをそのまま映像に閉じ込めたかのような映画。 2人が演じるアルムートとトビアスのカップルの出会いから同棲までの話、出産の一日の話、アルムートが癌を再発し余命宣告されてからの話、の3つが時系列をシャッフルした状態で描かれるんだけど、ちゃんとシーン毎にどの時点での場面なのかがしっかり飲み込めるようにできているし、前もって子供がいる事を見せておいて、過去パートでアルムートが「子供は欲しくない」と言う事で、どういう経緯でアルムートが考えを変えるのかという興味の持続になるし、既に子供がいて幸せそうにしているけど癌が再発して余命宣告されるアルムートの未来を知っているから、彼女が下した、一度目の癌で子宮を摘出せず、温存して子供を産み育てるという決断がより尊く、より重いものに思えてくる。 あの時摘出していれば、もっと長く生きられて、シェフとしてもっと大成していたかもしれない。 でも彼女はその道を選ばなかった。だからこそ彼女は癌が再発した時自らの余命を受け入れ、最後の時間を輝かせる事を選んだ。 そんな彼女の決断を尊重するかのような、決して悲壮感に流されない終盤の演出も見事。 一番お涙頂戴になってもおかしくないお別れの場面も、意外とあっさりしている。でもだからこそ胸に迫るものがあるし、そこで前半話されていた「アルムートは子供時代スケート選手を目指していた」という話が活きてくる展開も粋と言う他無い。 ガソリンスタンドの店員二人が超良かった。 今年のベスト脇役候補。 YouTubeにて本作について語っております。 是非聴きに来てください。 https://www.youtube.com/live/ik1KipdpWQ4?si=JINNMS-PUSybSNf9 映画評価基準 この映画が好きか 9 没入感 10 脚本 10 演出 10 映像 9 キャスト 10 音楽 8 余韻 10 おすすめ度 10 記憶に残る映画だったか 10 計96点