レビュー
ナチス政権下のベルリンを舞台にした、革新的なハートフルコメディ! この飛び抜けた明るさが斬新! 20世紀の人類史に深刻な影を落とす時代を描く時はつい襟元を正してしまうもの。 歴史の重みの前にチャラチャラしたコメディの入り込む余地は無かった。…今までは。 この時代をテーマにして[少年の成長物語]とは生温いのでは?とアレルギー反応を起こす人もいる。 でも、映画を観る人は歴史家では無い。 戦争映画が[重い][暗い]という理由だけで嫌厭される事があるのも事実。 何よりもストーリーが[届く]ことが大事。 背筋を伸ばして黙祷を捧げなくても、優しく切ない物語は瑞々しい心に[爪痕]を残してくれる。それは人生の宝物になるだろう。
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