レビュー
大戦の戦火から美術品を守った連合軍の実話。 第二次世界大戦中、ドイツ軍は欧州各地にある美術品の略奪を行っていた。そのような事態から美術品を守るため結成されたのが、原題でもあるモニュメンツ・メン。ストークス(ジョージ・クルーニー)を筆頭にグレンジャー(マット・デイモン)など美術や建築の専門家がメンバー。人を撃ったこともない彼らは迫りくるナチスやソ連の手から美術品を守れるのか…。 人命よりも美術品の方が大事なのかと問われるシーンが幾度とあり、この映画の大きなテーマでもある。人の命は地球よりも重いという言葉もあるが、一方で彼らが美術品を命がけで守ってくれたからこそ現在においても名画や彫刻といった文化に触れられることを忘れてはいけない。人が文化をつくり、文化が人を育てる。切っては切れない存在。どちらも大事。 こういったテーマもありつつの戦争映画でありながらくすっと笑わせてくれるシーンが随所に見られ、明るく見れる映画であった。
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