レビュー
cocoa

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3 years ago

3.5


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パドルトン

映画 ・ 2019

平均 3.7

独身の中年男マイケル(マーク・デュプラス)とアンディー(レイ・ロマーノ)。 マイケルが医師の診断結果を聞く時に「同じアパートのすぐ上に住む隣人です。」と立場を説明するアンディーのシーンから何だか引き込まれる。 この2人はいつも一緒で、謎のゲーム「パドルトン」をしたり、ピザを食べながらカンフー映画「デスパンチ」を何度も観たりパズルをして過ごしている。 親しくなった経緯を知りたくなるが、2人の自然な演技が時に笑えるし心地よい。 アンディーは人付き合いが苦手なのか、その上 こだわりも強そう。 そんなところもマイケルと気が合うのかもしれない。 余命宣告されたマイケルが安楽死を決意し、薬を求めてアンディーと長距離を旅するシーン。 古い日産サニーに乗って目的地を目指す2人。 たわいない会話や小さないざこざも愛おしい。 アンディーがバーで席を外した時にマイケルが薬局の男と同席をしていて、不機嫌そうになるのもおかしかった。 2人は決してゲイではなく、親しい隣人! だけど気持ちがわかるな~。 結果的にはアパートに戻りマイケルの望み通りになるのだけれど。 マイケルを見送るアンディーの辛い気持ちが何とも言えなかった。 古いドライブインシアターの壁を相手に今度はアンディーが一人でやる「パドルトン」。 マイケルの住んでいた部屋に新しい住人が引っ越してくる。 不器用ながら挨拶するアンディーはちょっと何かが変わったかもしれない。 何とも言えない愛おしさ溢れるストーリー。 派手さはないが人生はそんなものだと思う。 お腹の出た中年男性の話でじんわりするとは思わなかったし、Netflixオリジナルとしては好きでした。