レビュー
サブタイトルの邦題は「人生の動かし方」です。 2011年に大ヒットしたフランス映画「最強のふたり」のハリウッド・リメイク版。 しかし、なぜ今ごろ?と思ったけど、製作サイドのゴタゴタで公開が遅れていたとか。 日本では未公開、Amazonが配信しているので「アレクサ」大活躍! さて物語は、首から下が麻痺している大富豪フィリップ(ブライアン・クランストン)、彼の世話係になったデル(ケヴィン・ハート)の二人の話。 まず感じたことはやっぱりオリジナルには程遠かった。 設定はほとんど同じで、細かい背景の違いはあるものの違和感はなかったです。 でも、ケヴィン・ハートが今一つで私はノレませんでした。 デルの描く犬の絵?もふざけているし5万ドルの価値は絶対にない。 オリジナルでの抽象画はまぁまぁだったので、この辺からつまらなさが増えました。 そして久しぶりにオリジナルの「最強のふたり」を続けて観ました。 オープニングのE.W&Fの「September♪」は最高だし、途中の「ブギー・ワンダーランド♪」で踊るパーティーのシーンも好き。 お屋敷の使用人も一つになれるような良いシーンでした。 そもそもオマール・シー演じるお世話係ドリスの背景も移民問題を抱えて複雑だし、彼のおちゃらけた性格の裏の孤独や哀愁がたまらなく感じました。 ケヴィン・ハートにはそれは感じられないのが残念。 側近の女性「イボンヌ」の設定も少し違うけど断然オリジナルのイボンヌが適役! 恋の相手にはなりませんけどね。 二本続けて観た結果は「どうしてリメイクしたんだろう…」でした。 ヨーロッパの映画をハリウッドでリメイクしたものには秀作もたくさんあるけれど、これは残念な一本でした。
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