レビュー
Till

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6 years ago

2.5


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リバー・ランズ・スルー・イット

映画 ・ 1992

平均 3.4

アカデミー賞で撮影賞を受賞し、ブラッド・ピットの出世作にもなった作品。モンタナ州の雄大な自然、透き通った川でのフライ・フィッシング、そして何よりもブラッド・ピットの美貌と映し出されるものすべてが美しい。そんな映像の美に酔いしれる一方で、ストーリーは至って普通でそこまで入り込めなかった。兄弟の仲睦まじい様子は微笑ましく、彼らの関係性は非常に魅力的なのだが、仲が良すぎるというか、互いに衝突する場面もほとんど描かれておらず、何も起こらなさすぎ。それにこの映画、案外誰にも感情移入できない。ノーマンは終盤までジェシーのことが好きかどうかも自分で分かってなかったり、ポールは人柄はよいのだがポーカーに明け暮れて借金を背負っていたり、ジェシーはやたらクズの兄貴の肩を持つし、それぞれのキャラクターにそこまで魅力を感じなかった。ポールが迎える末路も唐突で、これをすれば泣けるみたいな意図が伝わってきたので、何も感動はなかった。 若かりし頃のブラッド・ピットや子役時代のジョセフ・ゴードン=レヴィットなど貴重な部分もあるので一見の価値はあると思う。