レビュー
ひろ

ひろ

9 years ago

5.0


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ファンタスティック Mr.FOX

映画 ・ 2009

平均 3.6

ロアルド・ダールの児童文学「父さんギツネバンザイ」を原作に、ウェス・アンダーソン監督が映画化した2009年のアメリカのストップモーション・アニメーション映画 ・ 妻ギツネの妊娠を機に泥棒稼業から足を洗ったMr.FOX。親子3人、穴ぐらで安定した生活をしていたが丘の上の大木の家に引っ越したことから、Mr.FOXは近所に住む農場主3人の家に盗み入ることを思いつく。しかし、大事な家畜や食べ物を盗まれた農場主たちはキツネを処分しようと動き出す…。 ・ 期待通りに予想通りの映画を提供してくれる監督はたくさんいるけど、次に何をしてくるか分からない、天才と呼ばれるウェス・アンダーソンは、そんな監督だ。非現実的で不思議な世界観を見せてきた監督が、まさかのアニメーション。しかも、人形を使ったストップモーション・アニメーション映画を監督したのには、さすがにびっくりした。 ・ 原作の作者は、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者でもあるロアルド・ダール。泥棒キツネが奮闘して、自分らしく生きようぜっていう解りやすい物語なんだけど、ストップモーションだから味がありまくりで、面白すぎる。ご飯を食べるシーンやアクション・シーンは、笑わずにはいられない。 ・ ストップモーションっていうのは、1コマずつ人形なんかを動かして撮影していく、気が遠くなるような作業をして作られていく。だから、まるで生きているように躍動する人形たちを観ていると、スタッフの苦労が伺い知れて感動してしまう。人形の表情までこだわった作り込み方は、称賛に値する。 ・ できれば字幕で観てもらいたい。なぜなら声優がすごいことになっているから。Mr.FOXをジョージ・クルーニー、Mrs.FOXをメリル・ストリープ。他にもウェス・アンダーソン作品常連のジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ、ウィレム・デフォー、オーウェン・ウィルソンと、とんでもない豪華さ。実写ならいくらかかるんだっていうメンバーだ。 ・ もちろん原作の「父さんギツネバンザイ」の素晴らしさがあってこそなんだけど、原作の魅力を最大限を超えちゃうぐらい引き出しているウェス・アンダーソンは、やっぱり天才だ。とっても楽しい映画なので、子供から大人まで、幅広く楽しめる作品なんじゃないかな。