
てる
2.5

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ
映画 ・ 2019
平均 3.5
まぁ、面白かったけど、期待したほどじゃない。 シティーハンターって自分の世代じゃない。 子どもの頃に、夕方の再放送でやっていたのを何となく見ていたけど、覚えていない。当然マンガも読んだことがない。 相当人気のある作品なのは知っているが、それに手をだそうとは思わなかった。長いしね。 予備知識なしで観たこの作品はいまいち面白いとは感じなかった。 ファンの方が面白いと感じるのかどうかは、果たしてわからない。シティーハンターのお決まりみたいなものがあるのかどうかもわからない。 ただ、キャッツアイが出てきた辺りに北条司ファンのファンサービスを感じた。ファンはそこで歓喜するのかもしれないが、キャッツアイも知らないので、全く関心を抱かなかった。 新宿を舞台に大暴れするって話しで、新宿が戦場になっていたが、あまりにも非現実的すぎてまるで共感出来なかった。 新宿のTOHOシネマズでこの作品を観ていたなら多少の胸熱はあったのかもしれないが、家のテレビで観たのでその辺も感じることはなかった。 内容の規模は大きい作品にはなっているが、新宿が身近な場所なので、そんなことは起こり得ないだろうと余計に思えてしまう。 あと、山ちゃん演じる悪役が小者すぎる。この男に恐怖は抱かないし、ましてや、共感もない。この男がもっと巧妙な計画を立て、壮大な目的があったなら、新宿を舞台にしても非現実だとは思わず、恐ろしいと感じたかもしれない。 だけど、この男、ただの自己顕示欲の塊なだけの困ったちゃんな小者野郎なのだ。こんなザ・悪役みたいなやついないでしょ。山ちゃんの無駄遣いだ。 遼ちゃんたちはカッコいいと思うが、これまた非現実的すぎる。とんでも超人すぎる。スーパーマンじゃん。強すぎる。訓練された兵士たちをいともあっさりと倒していくのを観ると、こいつら何者なの? って疑問を持つのは当然だと思うが、シティーハンターの世界観や遼たちの設定を知らないので、その辺はファンの方々はどう感じてらっしゃるのかしら。 シティーハンターってもう少し現実的な話しかと思っていたが、そうでもないのかな。もっとハードボイルドな作品なのかと思っていた。 でも、シティーハンターが連載されていた80年代の作品を見ると、いわゆる分かりやすいヒーロー物が流行っていた訳だし、そこまでハードボイルド的な現実的な作品ではなかったのかもしれない。 とりあえず、昔の作品観てみるかなぁ。