レビュー
今どき売れないからと言って、自殺するような柔な精神の小説家なんているの?小栗旬が演じる青年作家のことなんだけど、彼は女子高生小説家・鮎喰響(女子プロレスラーのリングネームみたい)の天才ぶりを引き立たせる為の、噛ませ犬的なキャラだったのか。主役を務める平手友梨香との絡みはラストの踏切の場面だけだったのは、何とも勿体ない話だ。 もっと(文才を)持つ者と持たざる者との熱い魂の応酬を見たかったのに。 また同じく、これまでエキセントリックな役を数多く演じてきた柳楽優弥も、大した役回りではない。響にパイプ椅子でボッコボコに殴られるだけの印象。それこそ女子プロレスラーの場外乱闘だ。 とにかく平手を取り巻く俳優たちの存在感が薄っぺらくて驚いた。それはある意味、アイドル映画の宿命なのかもしれないが…。
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