レビュー
星ゆたか

星ゆたか

2 years ago

3.5


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ヤング・ゼネレーション

映画 ・ 1979

平均 3.7

2024.7.25 Xのフォロワー同士の方がこの7月24日はピーター・イエーツ監督の誕生日(1929.7.24~2011.1.9)という事で。 その代表作を上げていて、そこで私も好きな作品を。 79年の本作は地方の興業、隣街の好きな清流劇場で。 81年2月9日に鑑賞していると記録されていた。 また85年の9月8日に友人と実施していた名作映画上映会で「炎のランナー」(82年)と一緒に集まった人と一緒に。 それ以来ご無沙汰の映画。 79年の米アカデミー賞(作品.監督.助演女優)などでノミネート。 オリジナル脚本賞を受賞している。 片田舎の4人の若者が高校卒業後“ウツウツ”した青春を送っている中。 サイクリング競技にその何かに燃焼したい心身を。 鬱勃してゆく様を爽やかに描いている。 《根源的な無垢》と称された〈ドラッグもセックスもロックも出てこない〉映画で。 その辺を監督は。 『彼らの問題はそれだけじゃない。二十歳になるまでの時期は大変重苦しく難しい年代。モラルの発見、自分のしている事の不安、他人に比べ欠けていないか』 『人間は自分の持っている優れた特質に目を向けるべき』 『他人の才能や境遇(大学に行けない貧しい)に嫉妬する無駄な行為より遥かにいい結果を生むはず』 『この映画で語りたかった事はもう一つ。家族関係についてだ。どこの国でも大人を尊敬しろとは言うが。じゃ若者の人間性や生活を尊重しているかと言えばそうじゃない。 両親が体面や権威を保つ為に子供に圧力を書ける事なく。 自分の人生をためらいなく曝(さら)せ見せられる親はイイ❗️。』 原題「Breaking Away」は脱出する意。 [新しい開拓者精神の獲得] それは[アメリカは俺達の手で作ったんだという誇りを再確認し苦味混った楽天主義を取り戻す]事。 主人公の父親は中古車販売業だが。 かつては街の建設に従事した下積みの石切工、後から入り込んだ人達から『カッター』と呼ばれ差別されてきた。 脚本のスティーブ・テシックは大学在学中に62年リトル500自転車レースのチャンピョンになっている(映画制作時35歳) ロシア文学で修・学士後戯曲を。 ピーター・イエーツ監督は自らオートレーサー(「ブリット」(68年)などでも) 本作の自転車レースの臨場感。 一見“青春コミック”風合いでありながら。 『階級・人種問題.世代断絶。 アメリカ社会の抱えるテーマを重層的に捉えた』傑作‼️。