
kom
23 days ago

ルート29
平均 2.8
キツかった。監督の自己満足の極み。こういう「オシャレ」風、「シュール」風、「オフビート」風、「難解」風のゆるゆる映画がとても嫌いです。 大沢一菜はやっぱり上手いな。彼女の存在感は相変わらず圧巻。目力と、台詞回しと。それに引き換え、綾瀬はるかの演技のペラいことと言ったら。基本的に彼女は受け身の役なのだが、受け身の芝居って実は簡単じゃないんだよな。綾瀬はるかはマジで酷い。あと本作はとにかくカメラ固定で登場人物も一方向を向いたまま(大概カメラ目線)しばらく静止するという画が雑に乱発されるのだが(あまりにワンパターンでめちゃくちゃ飽きる)、綾瀬はるかの瞬きが多くて、終始画の雰囲気を台無しにしていた。せっかくの静止演出なのに、ものすごく気が散る。 奇抜なことをやっているようで、どれもなんだかこの手の映画としては観たことあるような演出ばかりだし、あまりのバリエーションの少なさにげんなりするし。こんなに変わったことをやろうとしているのに退屈過ぎて飽きちゃうというのは問題だよなぁ。大沢一菜の魅力だけではとてももたない。大沢一菜と綾瀬はるかの食い合わせ悪すぎるし。あとファンタジーならファンタジーでちゃんとしてほしい。中途半端にちょいちょい現実味のあるシーンが入ってくるから、リアリティラインの滅茶苦茶さが気になって集中できない。ロードムービーなのだが、次々に出てくるキャラクターたちにまるで魅力がないのも問題。演出が下手だからこの二人がどうして仲良くなったのかもよくわかんない。市川実日子の使い方も下手くそ。 とにかく、つまらないとかじゃなくて明確に「嫌い」なタイプの映画だった。「こちらあみ子」がものすごく好きだっただけに、かなりガッカリした。観なければ良かった。