レビュー
ロマンチックな逃走劇。 追われて追いかけるものはやがてその境目が曖昧になってゆく。 彼を追ううちに信じていた自分自身がわからなくなる。僕は一体なにものなのだろう。 真っ白な雪を赤く染めながら思う。僕を動かしていたものの正体を。 僕は詩になり、ようやく自分の存在を確かめることができた。 『今宵 私は世にも悲しい詩が書ける。』 美しすぎるラストに一筋の涙。 寂しさと悦びとそして静かな情熱がちりばめられたアンニュイで極上のうた。
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