
くらっしゃあ

M:i-2/ミッション:インポッシブル2
平均 3.5
【マイ・4K UltraHD Blu-ray・コレクション】 当時の私にとって、ジョン・ウーは、今風に言うならば【神】だった。 そんな【神】が、まちがいなく『フェイス/オフ』の成功により、この『ミッション・インポッシブル』の続編の監督に抜擢されたことが、とにかく嬉しかった。 「トム・クルーズも、よっぽど2丁拳銃がやりたかったんやな」 なんて思ったものだ。 しかし、本作に関して最大の関心事は、そのことよりも、トム・クルーズの相手役にタンディ・ニュートンが起用されたことだった。 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』での、トム・クルーズ演じる吸血鬼レスタトに触られてビクッとなったメイドのうなじの血管が一瞬浮き上がる場面になぜか【ドキッ】ってなってしまって、今だに脳裏から離れていかないのだが、そのメイドを演じていたのがタンディ・ニュートンだったのだ。 だから、本編に登場する彼女を観ているだけで満足だった。 もちろん、1作目から打って変わった、長髪に日焼けしたワイルドなイーサン・ハントが見せる【ザッツ・ジョン・ウー!】って感じのアクションも堪能した・・・当時は。 けれども、超ひさしぶりに観た今回は、ちょっと野暮ったさを感じてしまったかな。 それに【鳩】の場面はこっちが恥ずかしくなってしまった。 そもそもハリウッド進出後のジョン・ウーのトレードマークみたいになっていた【鳩】やら【教会】は、香港時代の傑作『狼/男たちの挽歌・最終章』のクライマックスの舞台がたまたま教会で、そこにたまたま鳩がいたってくらいのことなのに、いつのまにか本人が、まあ多少は周りから煽られたのだろうけど必要以上に意識してしまっただけのことにすぎない、と私は思っているので。 少し話が逸れてしまったが、現時点で6作目まで作られたシリーズを俯瞰すると、結果的にこの2作目はシリーズ中かなりの異色作と感じる。 ちなみに日本の興収97億はシリーズ最高額。 そういう意味では貴重な一作だし、なんだかんだと大好きな映画だ。 [2022年7月4日 15年以上振りかと]