レビュー
riri

riri

5 years ago

4.5


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籠の中の乙女

映画 ・ 2009

平均 3.1

あ〜精神に悪くて あ〜〜面白かった! 面白かったと短絡的なレビューは控えるつもりでも、ラスト子供らはどうなるのか!?で、頭が持ち切り。面白かった〜✨ ヨルゴス・ランティモス監督作品はまだ「聖なる鹿殺し」しか観てないけれど、静かにズーンと鬱気になる映画が巧いな。 父親の独断の 子供たちへの縛りが、異常。後半まで観ると妻も縛られている事が分かる。 庭から外へ出たことがなく、原題「Dogtooth(犬歯)」の通り、犬歯の抜ける日を迎えるまで家族だけで 父親の言いつけを守って過ごす。 しかし大人になって犬歯が生え変わるはずもなく…外の世界へ出られることは一生、実は無いのだ。 年頃の長男に与える、性行の為だけの女性。 その女性の少しの裏切りで、純粋培養された好奇心旺盛な子供達は知ってはいけない"この世の常識"を少しずつ知っていく。 バースデーの日は、綺麗に飾られた室内と料理で幸せな図であるが、娘の披露する踊りは小刻みで私達の知るそれとはあまりにも違う。 元ネタ映画の「フラッシュダンス」を模した、振り付けでもあるので伏線回収も面白い! パロディといえば、プールのシーン「ジョーズ」など映画好きを愉しませる。 傲慢で鬼畜な父親のオナニーと化した家庭のルールは、 一見純粋だが 私たちの世界から視ると嘔吐もの。 反したときの父親からの叱咤も怖い怖い。 最後、でてきたのかな…出なかったのかな どちらが良かったんだろう。 狼に育てられた子供も、どちらが良かったのか私は分からないから。