レビュー
アリちゃんパパ

アリちゃんパパ

1 year ago

4.0


べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~

テレビ ・ 2025

平均 3.8

吉原のメディア王「蔦屋重兵衛」の生涯を描いた江戸物大河の傑作?です。 ☆第1回 江戸庶民の生活を生き生きと描写しているのが良いですね。オープンセットのスケールの大きさは流石大河ドラマです。 加えて苛烈な女郎たち生き様と彼女らを助けようと奮闘する蔦重の心意気に胸が熱くなりました。 このところ絶好調の横浜流星の魅力が爆発していて、今後が大いに楽しみです。 田沼意次を演じる渡辺謙の圧倒的な存在感にも参りました。 ☆第2回 1回に引き続いて快調な展開が続きます。特に男色の平賀源内(安田顕)の為に花魁(小芝風花)がしっとりと男踊りを舞うシーンでの2人の圧倒的な演技には、胸が締め付けられました。 ☆第10回 瀬川花魁(小芝風花)が鳥山検校(市村隼人)に身請けされ、吉原を出る花魁道中を描いた白眉な回です。 白無垢姿で大門の蔦重(横浜流星)へと歩く瀬川の姿は、息を呑むほど美しく、本心では蔦重に嫁いでいるのだという心情が見事に描かれていていて、感動しました。小芝風花の演技力と美しさとには完全に打ちのめされました。素晴らしい‼️ ☆最終回 中盤以降は、蔦十が江戸の出版界を一世風靡する一方でと松平定信などの幕府権力者と対立して行く過程が重厚に描かれています。ただストーリーの羅列に留まっていて、心を打つ場面が無かったのが残念でした。やはり瀬川花魁という華が無くなってしまったのが痛かったです。傑作になるかもと期待していたのですが....😑 横浜流星の蔦十は、若い頃の溌剌とした生き様がピークであり、日本橋に移ってから正直言って感心できませんでした。