
uboshito
スクリーム 6
平均 3.4
観終わって一番びっくりしたのは、この映画2時間もあったんだ…っていう。あっという間に観終わっちゃったよ。 OPの殺人シーンもこれまでのシリーズとは完全に別ルートが選択されていてアクロバティック。これはものすごいPart6になるのでは…と期待が高まり、そして実際にものすごいPart6になったと思う(5と6は繋がっているので、6を観るなら最低でも5は観ておかないともったいない)。 スラッシャーなので血みどろ、というのは死守しつつも、その死体の描写にはあまり重きを置かず(脇キャラの死亡が多かったせいもあるけど)、犯人は誰という謎にプラスして「え? これはどうなってるの?」という「サスペンス」にシフトチェンジしている点がとても良かった! 「スクリーム」に登場するGFは元々「強靭な肉体」が売り(?)で、かなりの反撃を喰らってもビクともしないという、ホラー映画内殺人者の不死身性をシリーズ中、ずっと表現してきたわけだけど、「5」以降は主人公たちの肉体も同様に強靭になっており、それによって追いつ追われつの攻防戦が展開できるようになった。 これにより、ただひたすら人を殺しまくるという殺人行為の描写にとどまらず、SNSのフェイク拡散も含めて、単なる殺戮以上のものを描こうとしていることが秀逸だった(スラッシャーなのに…スラッシャーだからこそ??)。 ジャンプスケアでびっくりさせるとかも周到に回避されていて、エレベイテッドホラーやジェームズ・ワンの一連のホラーを踏まえた「サスペンス色」を全面に出している点が本作の魅力になっている。地下鉄のシーンなどはお約束だとわかっているのにドキドキしてしまうし、ラストで主人公がGF化する辺りなんかはもう鳥肌もの。 要するに、今流行りのホラー映画の潮流にきちんと寄せてあって、だからこそシリーズ中で最大のヒットにもつながったのだと思う。日本の配給会社は「5」を公開していないので、当然「6」もできなくなった。はっきり言って、映画を見る目がないと思う。