レビュー
cocoa

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2 years ago

3.5


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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー

映画 ・ 1998

平均 3.7

原題も「Patch Adams」。 久しぶりに再鑑賞しました。 1969年、人生に苦しみ自殺未遂して精神病院に入院したハンター・アダムス(ロビン・ウィリアムズ)。 患者たちと過ごすうちに心を癒すやりとりに気付く。 2年後、バージニア大学医学部に入り、医学生のうちから患者と積極的にふれ合い院内の空気も変えていく。 癒すと言う意味の「パッチ」の愛称で本当の医療とは…と考え行動するパッチ。 様々な困難や悲しみを乗り越えた、実在する人物を描いたストーリーです。 この役はロビン・ウィリアムズ以外は考えられない。 『レナードの朝』では慈しみに満ちた医師役だったが、今作ではユーモア全開でコメディアンだったロビン・ウィリアムズの真骨頂だった。 もちろん今考えるとあり得ない描写もたくさんある。 医療用品など無許可でくすねたり、患者の最期の望み、パスタのプールに入らせたり。 (誰が用意した?片付けは?) まぁ、野暮なことはともかく、様々な患者を無料で迎え入れる精神が根底で、彼の考えに続く医師が次々と出てきたことは大きな成果だと思う。 医学生時代のルームメート、ミッチにフィリップ・シーモア・ホフマン。 最初はパッチの考えに反発していた優秀な医学生。 でもどんなに医療知識があっても患者の心に届くやりとりができない。 「患者に好かれている君から学びたい」とミッチに頼まれるパッチ。 大好きな医学生カリンをひどい事件で失い、自分を責めるパッチ。 崖の上から身を投げようとしているように感じた。 その時、翔んできたタテハ蝶がまるでカリンの生き写しに思えたのか、その後パッチは自分の進むべき医療を目指して生きるのです。 放校処分を審議する医師会でパッチの訴えることは… 「医師とは延命だけでなく命の質を上げるのも大切」 「医師と患者の間に距離はいらない」 そんな信念を最後まで主張したパッチでした。 卒業式では「お坊っちゃま君」仕様の衣装を身に付け、いつでも笑いを忘れない。 ロビン・ウィリアムズもフィリップ・シーモア・ホフマンも大好きで、2014年に同じような運命になるとは…。 今でも惜しい存在で出演作を繰り返し観ています。 ラストにロッド・スチュワートの『Faith of the heart♪」が染みた。 この頃の音楽はとても良くてジョージ・ハリスン、The・Band、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングも良かったです。