
矢萩久登

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
平均 4.0
2025年05月17日に見ました。
シリーズの集大成といわれる『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が世界に先駆け5月17日(土)日本先行公開。 早速TOHOシネマズ日比谷さんにて初日鑑賞。 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025年/169分) 第1作目は1996年夏休みの公開。 もう30年も前の公開で月日の流れの早さに驚きます。 当時は往年のTVシリーズ『スパイ大作戦』を、この上なく心酔するブライアン・デ・パルマ監督がメガホンを取り、キャストもトム・クルーズ、ヴィング・レイムスはじめエマニュエル・ベアール、ジャン・レノ、エミリオ・エステベス、ジョン・ヴォイトとワールドワイドな豪華キャスティング、音楽もダニー・エルフマンがオリジナル楽曲をリファインと公開前から期待値は高かったですね。 実際にデ・パルマ監督の切れのある洗練された演出とアクションの連続、スパイアクションらしい二転三転のドラマ展開に、『007』シリーズと比肩する<新たな集団スパイアクションが誕生した>と劇場で拍手喝采でした。 その後も大ヒットシリーズとしてジョン・ウー監督、J・J・エイブラムス監督、ブラッド・バード監督とその時々の才能ある監督やスタッフを起用、シリーズとしてさらに磨き上げれる経緯を毎作品お祭りのように新作公開を楽しみしておりました。 そしていよいよ本作公開。 前作『デッドレコニング PART ONE』(2023年)から2年待った、待望の後編。 連続した2作の完結編というよりも、まさにシリーズ集大成の冠の相応しい作品でしたね。 敵も人工知能と時流に合う設定。 世界を股にかけ、空へ海へと目まぐるしく変わるシチュエーションは169分の長尺にも関わらず一瞬たりとも飽きさせず、特に毎作トム・クルーズ自身がスタントも兼ねたアクションは、本作でさらに進化していますね。 いつも以上に「スパイ大作戦」への原点回帰、オマージュが強く、それぞれのキャストにスポットライトがあたった集団スパイアクションに仕上がっています。 ぜひお時間のある方は、第1作からおさらい鑑賞することをおススメします。 本シリーズは特に世界的にも日本での評価、成績が高いようですが、個々に並外れた資質と才能を持った名もなきメンバーが、プロとして自身に与えられた任務・責任を国や仲間のために遂行、任務遂行後は人知れずに立ち去る…まさに黒澤明監督『七人の侍』の世界。 こういう献身的、奉仕的なストーリーが日本人の琴線に触れるのでしょうね。 まだまだシリーズ継続、続編公開を待ち望みます。