レビュー
1984年、日本中を震撼させた戦後最大の未解決事件「グリコ・森永事件」をモデルにした塩田武士の同名小説を土井裕康監督が映画化。 重厚で本格的な社会派作品。 あの500ページを超える展開の激しい長編小説をよくぞここまで見事にまとめ上げた。原作ファン必見。 事件当時まだ幼児だった主演の小栗旬と星野源によって、小説で伝えたかったことがうまく体現されている。 フィクションだが、本当に事件に加担させられた子どもたちがいて、こういう人生を送ったかもしれないと思うと胸が苦しい。 原作では、社会部デスクの鳥居は、キレ者だがパワハラ上司。映画では理解ある優しい上司として描かれていた。あれはあれでいいかな。
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