レビュー
uboshito

uboshito

4 months ago

4.0


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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師

映画 ・ 2024

平均 3.6

2025年10月08日に見ました。

韓国ドラマがオリジナルのようだけど未見。監督は上田慎一郎で、「カメ止め」以降、所詮は演劇をやめて自主制作映画に移ってきてプチブレイクしただけの人、というテイストが拭えなかったのだけど、本作でついに完全ブレイクスルーした感じ。 最後の方まで、公務員と、詐欺師は「6人しか」観客には見えていない。何回数えても詐欺師は6人。なので当然、この詐欺師グループ以外に「もう1人いるはず」と思いながら観客は映画を見て、なんとなく予測はするものの、自分は完全にヤラレた(笑)。おぉーそこくるんかいと。なので、タイトルは間違っていないです。 で、そこまで「アングリー」な感じもないじゃんと中盤までは思っているのだけど、ラストになると、主人公の怒りはもちろん、その友人の怒りも判明し、詐欺師側の怒りも完全に判明して、その辺りのドンデン返し系は上田脚本という気がした(オリジナルを見てないのでどこまで上田脚本なのかは不明だけど)。またそれだけじゃなくて、ちょっと最後に泣かせにくる感じのところなど、映画としてもちゃんと作れていて、鑑賞には十分耐えられる。むしろ表現としては「かなりまともな映画」と言えなくもないくらい。 でも…まあ…これを言ってはおしまいなんだけど、全部、内野聖陽のおかげ、なのよね。内野聖陽はまじめな公務員の役なんだけど、途中で詐欺師Gに合流して詐欺を働くうちに、映画内で「ど素人の公務員が演技をしなくてはいけなくなる」というシーンがあるのだけど、これが、内野聖陽が演じているからとても上手なのねw しろうとのはずなのに内野聖陽が演技しているわけだから上手くって、そういう感じで観客を困惑させてくる感じは嫌いではなかった。岡田将生も安定しており、イケメンの悪役を当面続けてもらいたい。 ただ、最後のオチは、さすがに映画好きの人には見破られていたかもしれない。自分は真矢ミキがお札を数える機械のところで…おっと、これ以上はあれですけど、日本映画の強度を増してくれる一品になっている感じがして、個人的には好きな作品でした。評価は甘めだけど…全体を見ると、やはり星4つかなと。 【視聴:WOWOW】