
かな
パレード
平均 3.3
いい小説を読んだな… という、ゆったりとした充足感に浸れます。 美奈子視点から始まりますが、登場人物全員に焦点があてられ最終的には誰が主人公とか関係なく、アキラ・マイケル・勝利・カオリ・タナカ・ナナみんなを好きになれます。 それでいて物語が散逸することなくキレイにまとまっているのが圧巻です。 あの世とこの世の間。 手を取り合って、未練が晴れるまでの時間を過ごす。 素敵な時間でした。 ここから、視聴中『???』て思ったけどなんとなくこういうことかな。と腹落ちした点を挙げていきます。 ・なんか食べてる…寝てる… →食欲睡眠欲、ではなく『疲れてる』と思ったから『食べたい』と思ったからしてるだけ ・バイクなんてあった?映画の機材なんてあった? →生前に思い入れのある物は『そこにある』と思えばあるってことかな、と。 ・毎日食べてるけど、食材はどこから? →これも同じで『この台所にある』『この料理を作る』と思ったから食材もあるし、料理も作れる ・扉とか引き出し開けてますが。 →『開く』と思っ(略) ・勝利くんの胸に銃創…ナナの手首にカット痕… →おそらく死に至った傷が未練と深く関係してるので体に残った。死ぬ直前の傷が残るなら美奈子は津波によって体中傷だらけのハズですしね。 まとめ 狭間の世界は『未練ある魂が共通で見る夢』に感覚が近くて、だからこそ必要なものが都合よくあることに誰も疑問を持たない。てことじゃないかなと。 上記のまとめは作中になんとなくの描写があって推察出来るんですが、以下はちょっとわからなかったものです。 ・狭間の世界に来たあとに未練が出来たらどうなるの? →美奈子がそうだったので、本心からの未練なら残れる?目処がついてたからちょっとだけ残れた?(撮影・編集に何日かかったかはナゾ) 本心からの未練なら残れる。なら、カオリなんて『末っ子の◯◯が心配』『孫の成長が見たい』とかいくらでも未練出てくるから終わりないよね…とも思うし、あまり深く考えても面白くなさそう。 なので、個人的な結論として 『死んだ時にあった未練が晴れると向こう側へ行く』 が大原則。 そして美奈子のアレは、タナカの気の利いた優しさ。とします。